最終更新日2010年1月1日
小さな笑顔プロジェクト(活動報告 2010年1月)
2010年1月1日
2009年11月17日、マニックファーム(Manek Farm)、ゾーン1のキャンプに「小さな笑顔パック」を渡しに、また、スランガニが支援しているプレスクールの様子を見に、はじめて難民キャンプに入りました。長い間この機会を待っていました。子どもたちのこと、取り巻く環境のこと、知りたいことが沢山ありましたから。
子ども発達と婦人エンパワーメント省(Minister of Child Development and Women’s Empowerment)の児童局職員2名と他のNGOスタッフとともに、現地代表のナリンと私はバウニア(Vavunia)のキャンプに向かいました。キャンプまでの道は近くなるほど警戒厳重で、検問がとても厳しく、車はみな通行許可関連の書類を手にしていて、軍隊が無線電話で忙しく確認をとっていました。
難民キャンプの入り口は厳重で、人たちでごった返していました。短時間外に出られるようで、その許可申請に長い列ができていました。軍隊の車が先頭になり、私たちの乗ったバンが区画整理されたトタンでできた長屋風の建物の間を走りました。ところどころに小さなお店ができていて、生活用品を売っていました。人々は生活を立て直すために努力している様子がわかります。ちょうど配給の時間にあたり、人々はバケツを手に、小麦粉とココナツ油をもらいに列を作っていました。小麦粉袋にはUSAと明記されていました。
走っている間に区画された地区は変わるのですが、風景はほぼ同じ、迷いそうな広さのキャンプです。ようやく子どもたちが待っているプレスクールに着きました。検問や検査で約束の時間に遅れてしまったのですが、子どもたちは待っていてくれました。ずっと握っていたのか、紙や摘んできた草でつくった首飾りは少しつぶれていましたが、笑顔で歓迎してくれたこどもたち。とてもとても嬉しかった瞬間です。皆様の心のこもった「小さな笑顔バック」中身を一つ一つ取り出し、見せながら説明しているとその都度子どもたちは、笑顔いっぱいに大きな声で「ノートだ!」「チョコレートだ!」「ぬいぐるみだ!」と仮設プレスクール内は大騒ぎです。取り巻く大人たちの中にも笑顔が出てきました。
私たちの赤いバックの他に、ユニセフが水筒を配布しました。「家にあるからいらない」という子ども。子どもを前に押しだてもらおうとする母親に、「あるでしょ、おかあさん。いらないよ。」なんと正直な子どもでしょうか。とても嬉しくなりました。
日本で集めてくださったぬいぐるみやご支援金がスリランカに届き、在住の日本の方々の何日にも渡るリボンかけ、赤い袋詰め、そして段ボールに詰めてくださった汗だくの作業。1200のバックは政府軍のトラックで運ばれ、子どもたちの手にしっかりと届きました。沢山のプレスクールを回りすべて配りました。このプレゼントはキャンプにいる子どもたちに、サンタさんの贈り物のようでした。赤い袋を抱きしめて、笑顔でプレスクールから仮設に戻るこどもたち。殺風景なキャンプに小さな赤い花が咲いて広がっていくように見えました。平和、幸せがゆっくりと、着実に広がっていくようにと祈りました。
馬場繁子(2009年12月18日)
事業に賛同して資金協力をしてくださった団体「NPO法人アプカス」の報告書: http://www.apcas.jpn.org/data/little_smile_japanese_report.pdf (1.5MB)

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