2005年4月3日
「ブルー・バード・ネスト」では
by 馬場 繁子
バティッカロア県ヴァッドゥワン村にて。
津波がヴァッドゥワン村を襲ってから3ヶ月が過ぎました。村人たちはまだ布のテントで生活しています。生活はとても厳しいですが、村の再建にむけての動きは続いています。ジャングルを整地したあと、仮設住宅建設も始まりました。またこどもの数が増えたものの、木の下や仮設テントで、授業が再開されています。生徒数も200名を超えています。
スランガニのスタッフは「ブルー・バード・ネスト・プレスクール」の開設に向けて大忙しでした。2名の先生は現在毎日子どもたちと一緒に、仮設テントで活動しています。製作、歌、お話をしたり、ブルー・バード・ネストでたのしく走り回っています。また、「アリペンチャ」絵本箱をテント内に設置して、絵本に触れる機会を提供したり、「CHAW」の手洗い台を通して衛生習慣が身に付くように教えています。子どもたちは、ビスケットとミルクのおやつをいただく前と片づけの後に手を洗っています。
「ブルー・バード・ネスト」では、日々の生活作業を通じて、子どもたちが安定し楽しく過ごせる環境を提供しています。現在は仮設テントですが、近い将来この地にあった、自然な素材を取り入れたプレスクール建設を計画しています。
「ブルー・バード・ネスト」の象徴ともいえる、大きなマンゴの木のぐるりをレンガで囲みました。大きな木陰は子どもたちを強い陽射しから守り、のんびりと村人たちも集える場所となりました。すでにお話会や歌の発表会などが開かれています。また、追悼のための「夜空の星」もレンガで囲み、毎月の慰霊の日には灯明をつけて、お祈りすることにしました。
SVSは村に留まって活動しているために、村の人々や若者の信頼も生まれました。私たちは深い信頼関係が生まれてきたと感じています。
アニメーターとして専門家のアントンを起用しました。彼は内戦で心的外傷をうけた子どもたちの支援の経験があり、「ブルー・バード・ネスト」では、週2日のプログラムを3ヶ月間継続しています。いまでは子どもたちの人気者。今月から正式にSVSのスタッフとなります。
個人の方、学校関係、他の団体など、多くの方々の優しい御支援に感謝いたします。私たちは、皆様の御支援と思いやりに励まされ「ブルー・バード・ネスト」での活動を続けています。(2005年4月3日)
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